糖尿病合併症とは - 糖尿病、生活習慣病の専門医院

多田内科医院 Tel.0263-36-3611
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糖尿病の合併症

糖尿病特有の合併症は、1.網膜症、2.腎症、3.神経障害があります。いずれも重要な合併症です。なぜなら、合併症がある・なしでは、今後の人生が全く異なるからです。
糖尿病を治療して血糖を下げる目的そのものが、実は、合併症の予防・進行防止なのです。

糖尿病合併症は自覚症状が乏しく、何らかの症状が出たときはかなり進行しているのが実情です。したがって、症状がなくても定期的に必要な検査をしなければいけません。

この合併症の早期診断・早期治療こそが、当院で最も力を入れているところです。
いわば私のライフワークといっても過言ではありません。
合併症の最悪のシナリオを述べますと、
  1. 網膜症 →眼底出血 →失明
  2. 腎症 →腎不全 →透析療法
  3. 神経障害 →足のしびれや痛み →壊疽 →切断
という具合です。
いろんな症状の出ないうちに、早期発見・早期治療が重要です。また、普段から血糖コントロールを良くし、血圧の上昇にも気をつけましょう。
では、1つずつポイントだけ述べていきます。

1.網膜症

失明の原因の1位と2位が糖尿病と緑内障です。
高血糖が続くと、眼底の網膜に出血や白斑が現れ、進行すると視力が低下します。
初期の変化ですと、血糖を下げれば正常に改善しますが、ある段階を越えると憎悪の一途をたどります。

その進行を止めるのが光凝固治療です。網膜症は、かなりひどくなるまで症状がありませんので、定期的に眼科医の診察を受けることが最重要です。
網膜症のない人でも、1年に1回は眼科医のチェックを受けてください。

写真:単純性網膜症と増殖性網膜症

2.腎症

蛋白尿が出てきたら、もうかなり進行している状態と考えられ、徐々に腎機能は低下していきます。
自覚症状は全くありませんので、要注意です。
初期の変化を発見する検査は、尿アルブミンを測定することです、尿アルブミンが陽性の人は、この時期に適切な治療を行わないと、蛋白尿が表れてきます。もちろん、適切な治療を行うと、正常に戻ります。従って、この尿アルブミンを定期的に測定することが重要なのです。この重要な検査が、実際には2~3割の患者さんしか受けられていないのが実情で、ここで糖尿病専門医の存在価値が光ります。
腎症の治療としては、血糖を下げることはもちろんですが、アンギオテンシン拮抗薬や高血糖のコントロール、塩分制限があります。
不幸にして腎機能が低下した際は、血圧を厳格にコントロールすることと、蛋白制限食が重要となり、糖尿病専門医にかからなければいけません。

3.神経障害

自覚症状は、足先のしびれや足底の異常な感覚(はりついた感じ、ザラついた感じ、など)から始まります。ひどくなると、痛みや感覚マヒ、最悪のケースは壊疽となり、切断を余儀なくされます。
神経機能は血糖の高さに敏感です。血糖のコントロールが予防、治療に重要です。
神経障害に特効薬もありますが、比較的高価な薬で、有効な患者さんは50~60%にとどまります。
神経障害を診断することは簡単ではありませんが、当院では神経伝導速度を測定していますので(県下では唯一)、早期診断も確実にできます。
従って症状が現れる前に、治療を始めます。

写真:神経伝達速度測定器で神経障害の検査をしている様子

普通の病院では、しびれが出てから治療開始しますが、当院のモットーは、むしろしびれを出させない事です。
糖尿病の合併症

本日の診療時間

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